ミンミン蝉が鳴き、路面が暑さで揺れる、”THE 夏休み”な雰囲気の7月最後の日。
てんこ盛りの要望を整理して、試行錯誤して、仮説を立ててから1か月。
村澤さんが新しいチェアのデザインを携えて、NDにやってきました。

単に要望を叶えたものでは、既にあるものと大きな差が生みにくく、
新たなアイデアを備えたものを生み出そうと、
村澤さんは1か月グルグルと考え続けたようです。
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今までにNDの開発スタッフが学んだ情報や経験などもインプットして
練りに練った案を図解しているところ。
今言えることは座面にヒミツがある椅子になりそう!!ということ。
しかし、詳細は機密情報のため、塗りつぶしヴェールを発動しています。。。

ワークショップの前半は会議室でデザインについての意見交換。
机上で前回までの要望と照らしてみたり、実現の為の細かなことを打合せしているのですが、
実際はどんな感じなんだろう?と、うずうずしはじめ、体感しなくてはいられない状況に。。。

椅子がたくさん並んでいる1階のショップへ移動し、
あるものを駆使して、シュミレーション開始です。
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当然、新企画のモックアップなどない訳なので、
既にあるものを駆使して、何となく実際に近い形を試してみるのです。

実際に近い角度を試したいが故に、調整の為の板とか駒とか、
各自があちらこちらから持ち寄って、
椅子の角度を変えたり、座面に何かを仕込んだり。。。。
アームもちょうどいい長さを探ってみたり。いろんな人で試したり。
想像以上に違和感を感じなかったり、狙ったことが出来ていたり、微調整を繰り返してみたり。
おっ、いいんじゃない???と着地点を見いだします。
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打ち合わせのメモが加わり、図面がどんどん進化していきます。
いろんな視点が加わって、モリモリに膨らんだデザイン案。
もう一度、村澤さんがまとめ直して、試作に進んでいきます。

短期集中ワークショップは、みんなの頭がフル回転。熱気を帯びています。
この企画をオファーした若園さんの満足そうな表情が印象的でしたー。
この日、今夏最高気温を叩き出した岐阜・多治見の熱源はNDだったかもしれません。