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2012.8.31 更新
第6回 全身の“心地良さ”を追求したハイバックソファ「DORF」
塊を削り出したソファの新造形





心地良く全身をあずけられるソファを、これまでのラインナップとは違ったアプローチで開発しようとしたのが、「DORF」のデザイン着想でした。そのために取り組んだことは、大きな直方体の塊を想定し、それを削り出すようにして最上の心地良さに到達すること。不要なものを削っていき、心地良さに不可欠なものだけを残すことで機能美を追求すると同時に、余分なボリューム感のシェイプアップを果たしました。


頭と首が心地良いハイバック

人の頭の重さは、体重の約10%もあります。人が上体を起こして活動するとき、首や肩は、つねにこの重さを支えています。ハイバックにしたのは、首や肩をこうしたストレスから解放するためです。頭、首、肩を後方からしっかりと支える大きな背もたれに体をあずけて、ファーストクラスのような心地良さを味わってください。試作現場で発案されたアイデアにより、ヘッドカバーを目立たせずに装着する方法が採用されました。


おしり・腰・背中が心地良い角度設計

座には後傾の角度をしっかりと設けて、ソファに引き寄せられるように体をあずけることができます。背もたれは、背中と頭部で角度に変化をつけて、体との密着性を高めています。さらに、腰部にはコンパクトなクッションを置いて、腰をサポート。腿からお尻、腰、背、首、頭まで、体重・体圧を最適に分散させることで、ストレスのない上質な座り心地を実現しています。


足の心地良さ高めるオットマン

座ると、足が“くの字”になるオットマン。自然で楽な姿勢になるよう、座面に傾斜をつけました。ソファとの距離によって、体格や姿勢に合わせた座り心地が調整できます。心地良さのデザインは、計算と経験だけでは生まれません。“皆で座ってみる”ことが、最良の検証方法です。試作を重ね、デザイナーと工場スタッフが共に座り心地を体感しながら、心地良さを追及する。そんなやり方を大切にしています。


木枠とクッション、中身の違い

ソファの中身は、木枠です。クッション材に覆われ、カバーを掛ければ目に触れることのない部分ですが、NDstyle.は、丁寧なつくりにこだわります。木枠の精度は、外観の美しさを保つ骨格だからです。正確につくった木枠にウェビングテープを張り、その上からウレタンで覆っていきます。部位によりウレタンの厚みや材質を違えて硬さを変え、硬すぎず、軟らかすぎず、しっかり座れる適度なクッション性をそなえます。


容易に脱着できるカバーリング

「DORF」は、カバーリングタイプのソファです。フォルムの決定に際しては、カバーリングの脱着の容易さも考慮されています。また、本体はなめらかなインナー生地で覆われているので、カバーは滑るように脱着できます。クリーニングしやすく、いつも清潔に使えます。季節やカーテンに合わせて色を着せ替えて、インテリアコーディネートの変化を楽しむことも可能です。