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2011.11.1 更新
第3回 上質なスタンダードデザイン「canale」新登場
理想の「普通」にデザインチャレンジ




ダイニングチェアとテーブルの新シリーズ「canale」は、定番の椅子としてスタンダードデザインを生みだすことが開発のテーマでした。デザイナーの村澤一晃氏がめざした理想は、「ゆったりとしたサイズでありながら、使い勝手が良いように軽さもそなえること。そのために、細身の材で構成する飽きのこないシンプルなデザイン」でした。開発プロセスでは、フレームをどこまで細くできるかデザイン変更を重ねながら、細い材でも十分な強度を持った構造となるように、接合部の加工精度の向上をとことん追及しました。また、笠木はもたれたときに最適なあたりとなるカタチ、高さ、角度を何度も試し、だれもがゆったりできるアームの高さは、さまざまな身長のスタッフが体感実験を繰り返して割り出し、上質な座り心地のデザインに仕上げました。


愛着を育む素材と仕上げ

材は、チェリー無垢材のオイルフィニッシュです。木の呼吸を妨げることなく、木肌の特性そのままを手のひらで味わうことができ、時が経つほどチェリー材特有の赤みが濃くなり、風合いが増していきます。時々オイルで拭き上げる手軽なメンテナンスで、愛着を持って長く使っていただけます。座のカバーは簡単に脱着できて着せ替えも可能で、家庭で手洗いできるファブリックを採用しています。軽量化と上質なクッション性を持たせるために、座には合板を用いずにウェビングテープを張りました。ゆったりとしたサイズとあいまって、食事の後もそのままくつろぎや団らんの時間をすごせる椅子としてお奨めできます。